京都・洛西(らくさい)の長岡京市に「長岡京」というJR東海道線の駅があります。 近年まで、この駅は「神足(こうたり)」と呼ばれていたのですが、いつしか「長岡京」に改称されました。 駅名となっている長岡京は、平安京(へいあんきょう)への遷都の前、西暦784年から794年まで、現在の向日市(むこうし)から長岡京市(ながおかきょうし)にかけての地域にあった都(みやこ)の名前です。
JR長岡京駅の駅舎の屋根に鴟尾があります。
かつての都(みやこ)、長岡京に造られた、大極殿(だいごくでん)などの主要な建物の屋根には鴟尾が装飾されていたとされます。
したがってこの駅舎はかつての長岡京にまつわり、往時の長岡京の建物をいくらかイメージして設計・建設されたものと推測できます。
駅舎の鴟尾は写真のように控え目なサイズで見過ごしそうですが、訪れた際には、往時の長岡京を想像しながら、ぜひご覧ください。
とりわけ鉄道ファンの方々は必見?です。
なお、鴟尾につきましては以下の関連ページに詳しく紹介しています。
< 関連ページ >
鴟尾(しび)とは?
JR長岡京駅の駅舎 |
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駅舎の屋根にある鴟尾(しび) |
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10.09.06 N