全国の市区町村では、その市区町村の花や木、そして鳥などを制定しているところがあります。 花や木を制定している市区町村は多いようですが、鳥を制定しているところはそれに比べますと少ないようです。
洛西の各市区町では以下のように2市町で鳥が制定されています。
京都市、京都市西京区(にしきょうく)、京都市右京区(うきょうく)、向日市(むこうし)では鳥は制定されていません。
・長岡京市 1992(平成4)年制定 - メジロ
・大山崎町 1976(昭和51)年制定 - ウグイス
いずれもその市町で通年、観察できる鳥です。
とりわけこの2種が、この2市町に多いとか、珍しいとか、歴史的な挿話が残っているなどもないようです。
大山崎町のホームページには、以下のような制定の趣意がありました。
「住みよい、明るい、美しい自然を愛するまちづくりを願って、大山崎町を象徴するのにふさわしい花、鳥、木を、昭和51年11月7日に制定しました。」
なお、京都府の鳥にはオオミズナギドリが制定されています。
1965(昭和40)年に公募から制定されたようです。
京都府の北部に10万羽以上の繁殖場所があることにちなんで制定されたものと思われます。
繁殖場所は沖合いの島であること、京都府の海岸線は北部の一部に限られることなどから、京都府民にとってあまり身近な鳥ではありません。
洛西の北西、京都府の亀岡市(かめおかし)では鳥は制定されていませんが、南丹市(なんたんし)ではオオルリが制定されています。
洛西の南西、大阪府北部の島本町(しまもとちょう)、高槻市(たかつきし)、茨木市(いばらきし)、吹田市(すいたし)、豊中市(とよなかし)、箕面市(みのおし)でも鳥は制定されていません。
お住まいの地域で制定されている鳥を調べてみてはいかがでしょうか。
意外な鳥が選ばれているかもしれません。
< 参考リンク >
長岡京市/市の鳥
大山崎町の花鳥木 | 大山崎町
京都府紹介−京都府ホームページ
2011.06.03