2013.09.23 洛西 桂川

 台風による大水が引く

 京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)での観察です。 雲がまばらに広がった晴れで、時々、東寄りのやや強い風が吹きました。 ▼1週間前の台風による大水で、両岸の堤防の中程まで広がった川の水は、ようやくいつもの水際まで戻りました。 黄土色に濁っていた水も、少し澄み、青みが出てきています。 ▼川底の様子はよく分かりませんが、水草が根こそぎ流されてしまっているところも少なくないように思われます。 ヒドリガモ、オカヨシガモなどのカモの主食は水草ですので、冬、カモの飛来数が少ないかもしれません。 ▼河川敷の木々の枝には、ごみや草木が引っかかっています。 水際のヤナギには、根元の土が水に洗われて倒れたり、地面に近い方の枝が折れたりするなど、無残な姿になっているものも少なくありません。 河畔林がまばらになり、開けた環境になりますと、例年、飛来する、暗めの林を好むシロハラなどの越冬には適さないと思われます。 ▼草地には、大水で倒伏し、かさがずいぶん減ってしまったところも多かったです。 冬、アオジやウグイス、ベニマシコが潜んでいますが、このようになってしまいますと、入り込むすき間がありません。 代わってやや開けた草地を好むホオジロなどが飛来するのでしょうか。 ▼いずれにしましてもめったにない大水で、川の様子が変わりましたので、今後、例年とは少し異なる飛来状況になりそうです。 隠れるすき間がなくなったり、えさが流されたりしたところでは、飛来数は減りそうですが、荒れた環境を好む意外な鳥が飛来するかもしれません。 ▼川の水面に浮いていた鳥はカルガモなど、わずかでした。 カイツブリも見当たらなかったですが、大水や濁りでえさが採れず、付近の池などに退避したのでしょうか。 今秋はじめて見つけたキンクロハジロは嘴(くちばし)を背に置き休んでいました。 ▼水際でえさを採っていた鳥もわずかでした。 イソシギは見当たらず、セキレイ類もわずかでした。 セグロセキレイは河川敷の草地でえさを採っていました。 水に浸かった地面には、表土が流出し、小石や礫(れき)が露出しているところがそこここにありました。 大水で水際のえさがすっかり流されてしまったことも考えられます。 ▼河畔の木に鳥はわずかでした。 渡り途中の夏鳥・旅鳥も見当たりませんでした。 大水の時、根元から1/3以上は水に浸かった木が多かったですが、それで何かが変わったのかもしれません。 それでも越冬に訪れたと思われるモズがいました。


カワウ 13
ダイサギ 3
アオサギ 6
マガモ 2
カルガモ 7
キンクロハジロ 1
キジバト 2
ドバト 2
カワセミ 1
セグロセキレイ 2
ヒヨドリ 7
モズ 1
シジュウカラ 1
ホオジロ 2
スズメ 20
ムクドリ 100
ハシボソガラス 4
ハシブトガラス 15
以上、18種

きょうの一枚