京都・洛西の山地の林を訪れました。 標高にして数10mほどから400m以上の高さまでです。 くもりで風も弱かったですが、黄砂でひどくかすんでいました。 落葉広葉樹の葉がようやく展開しはじめ、山は白っぽい新緑に包まれていました。 ▼夏鳥・旅鳥が多く見つかり、春の渡り酣(たけなわ)です。 中でもセンダイムシクイ、キビタキがあちこちでよくさえずっていました。 いずれも主に落葉広葉樹の林にいました。 センダイムシクイは枝先でちょこちょこと枝移りを繰り返し採餌していました。 アベマキの枝先などで、咲きはじめた花に集まる虫を食べていたようです。 センダイムシクイ数羽が採餌中のところを観察していましたら、ムギマキのおすが交じっていました。 ▼コルリ、コマドリはササなどのやぶでさかんにさえずっていました。 ここにいますと言わんばかりによく声が響いていましたが、とても姿が観察できそうにない、込み入ったやぶの中でした。 ▼冬鳥もまだ残っていました。 マヒワ、クロジ、アオジなどです。 マヒワは10羽の小さな一団を見かけました。 ▼羽数ではメジロ、ヒヨドリ、ヤマガラの順で多かったです。 メジロは花の盛りを少し過ぎたアセビ、ヤブツバキなどの花から花へと移動していました。 ヤマガラはところどころでいかにも春らしい長閑(のどか)なさえずりを響かせていました。
キジバト 2 アオバト 1 ツツドリ 1 アオゲラ 2 コゲラ 9 ツバメ 1 ビンズイ 1 サンショウクイ 1 ヒヨドリ 56 コマドリ 1 |
コルリ 2 ヤブサメ 6 ウグイス 7 エゾムシクイ 2 センダイムシクイ 19 キビタキ 12 ムギマキ 1 オオルリ 5 コサメビタキ 5 エナガ 9 |
コガラ 1 ヒガラ 6 ヤマガラ 31 シジュウカラ 4 メジロ 76 ホオジロ 7 アオジ 3 クロジ 4 カワラヒワ 8 マヒワ 10 |
イカル 1 シメ 2 カケス 1 ハシボソガラス 1 ハシブトガラス 4 大型ツグミ類 2 以上、36種 |