洛西の山林です。 標高にして数10mから500m以上まで登りました。 日差しのある市街とは異なり、山道は木陰で、ほどよい風もあり、しのぎやすかったです。
ツクツクボウシがさかんに鳴き、ミンミンゼミもぽつぽつ鳴く中、時々メジロ、ヒヨドリなどの声が聞こえてきました。
メジロ、ヒヨドリの2種で、記録した羽数の60%近くを占めました。
時に出会うメジロ、ヤマガラ、エナガなどのまとまった混群の中をよく観察して、移動中の夏鳥をいくつか見つけました。
サンコウチョウはメジロ主体の混群に入り、採餌していました。
センダイムシクイ、キビタキはメジロ、ヤマガラなどの混群に入っていました。
混群には山腹でも出会いましたが、この3種とも標高500m以上の尾根近くでの発見です。
中にはアカゲラの入っている混群もありました。
サンコウチョウ |
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少なくとも3頭のニホンザルが山腹の木に登り、実を食べていました。
広葉樹で、枝先に直径5-10mmほどの赤い実がぶら下がっていましたので、エノキかと思われます。
山道の地面のところどころには葉つきのクヌギやアベマキの団栗(どんぐり)がたくさん落ちていました。
ハイイロチョッキリが団栗に産卵して切り落としたものと思われます。
(Y)
※ ハイイロチョッキリ:甲虫(コウチュウ)目オトシブミ科の昆虫です。
枝先に実ったクヌギやアベマキなどの団栗に産卵して、団栗ごとその枝を切り落とすことが知られています。
ニホンザルがエノキ?の実を食べる |
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ハイイロチョッキリが切り落としたアベマキの団栗(どんぐり) |
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ハチクマ 1 キジバト 1 アカゲラ 1 コゲラ 2 ツバメ 1 コシアカツバメ 2 イワツバメ 2 ヒヨドリ 43 センダイムシクイ 1 キビタキ 1 |
サンコウチョウ 1 エナガ 21 コガラ 2 ヤマガラ 16 シジュウカラ 13 メジロ 57 イカル 2 カケス 1 ハシボソガラス 2 ハシブトガラス 2 |
以上、20種 |