11月上旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林で、メジロ Zosterops japonicus を観察しました。
実のたくさん生ったムクノキにメジロ数羽が飛来してその実を食べていました。 ムクノキには、まだ青い実と、熟した黒い実が混在しています。 メジロは枝移りして黒い実に近づきます。 ムクノキの実の一粒は、そのままのみ込むにしては、メジロの口には大き過ぎます。 メジロは黒い実の表皮の割れ目から果肉を少しつまみ出して、それをのみ込みます。
 
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| メジロがムクノキの実(果肉)を食べる | 
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| メジロがムクノキの実(果肉)を食べる - 拡大 | 
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ムクノキはニレ科の落葉広葉樹です。 洛西では、山地のほか、社寺や公園、川沿いでぽつぽつ見かけます。 時に大木を見かけます。 実は直径1cmほどの球形です。 はじめ、うす緑色をしてかたいですが、のちに黒く熟しやわらかくなります。 そのうち乾燥して実はしぼみ、ややかたくなります。 実には果皮(かひ)があり、その中に果肉(かにく)に包まれた、実よりも一回り小さい、米粒形の種子が入っています。
 
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| ムクノキの実(罫線の幅は5mmです) | 
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2018.04.02