9月上旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼでコサギ Egretta garzetta を観察しました。
水が浅く溜まった休耕田でコサギが採餌していました。
一旦、草陰に隠れてそこから出て来ましたところ、飛んでいた個体をつかまえたのか、あるいは止まっていた個体をつかまえたのかは分かりませんが、トンボ(ギンヤンマ)の成虫をくわえていました。
このギンヤンマは、胸部に近い腹部が水色ですので、おすです。
めすはこの部分が緑色です。
コサギはギンヤンマを何度かくわえ直し、のみ込もうとしましたが、なかなかのみ込めません。
水面にも下ろすなどして、さらに何度もくわえ直していました。
ギンヤンマはトンボの中でも大型の方で、しかもトンボ特有の前・後翅、脚などがひっかかってじゃまをするなど、コサギの口には少し大きな、かさばるえさのようです。
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コサギがトンボ(ギンヤンマ)の成虫をくわえる |
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ギンヤンマはヤンマ科のトンボです。 平地の池や田んぼに生息しています。 成虫の発生時期は4-10月と半年間ほどにもなるそうです。 ギンヤンマに似たクロスジギンヤンマという種もいるのですが、これは山地の溜め池などにいるそうです。 成虫の発生時期も短く、4-6月だそうです。
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2012.09.24