ハシビロガモの溜め池 - 5年間の越冬数の推移

 1月上旬、京都・洛西(らくさい)にある、ハシビロガモ Anas clypeata のたくさん飛来する溜め池をこの冬も訪れました。

ハシビロガモがこの冬も円泳する
ハシビロガモがこの冬も円泳する

 この冬も少ない

 1冬に1日の羽数の記録ですが、過去4冬と今冬のハシビロガモの羽数をグラフで比較してみました。 2006-07、07-08、08-09の過去3冬は80羽前後で推移しましたが、昨冬、今冬ともに50羽ほどです。 80羽前後で推移した過去3冬の羽数を平均しますと、1冬あたり78羽ほどになります。 昨冬(2009-10)は55羽で、過去3冬の平均に比べて23羽、割合にして30%も少なかったです。 今冬も50羽で、同じく28羽、36%も少ない結果となりました。

 ハシビロガモの絶対数が減少している、ここより北方の積雪が減りもっと北で越冬している、溜め池の水質が変わりえさが減少したなど、減少の理由はいろいろと思い浮かびます。 溜め池の水質は、一見、以前と変わっていないような気がしていますが、果たして真因は何なのでしょう。

過去4冬と今冬のハシビロガモの羽数

過去4冬と今冬のハシビロガモの羽数


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2011.02.14